漁業に就業したい方へ

宮崎県立高等水産研修所の案内

どんな施設?

これから漁業をめざす人、すでに漁業に従事している人が、漁業に必要な知識や技術を学んだり、漁船の運航に必要な各種免許を取得するための勉強をする県の研修機関です。研修所生として入所する養成部門と、各種資格取得や先進技術取得のための研修部門があります。

区分 修業期間 定員 入所資格
本科 航海
コース
機関
コース
1ヶ年 15名程度 中学校を卒業した者その他の学校教育法第57条に規定する者
専攻科 前期 4月~9月 若干名 高等学校を卒業した者その他の学校教育法第90条第1項に規定する者、本科終了の者又は漁業に関する技術、知識を有する者で所長が入所を適当と認めた者
後期 10月~翌年3月 若干名
短期 2ヶ月 20名程度
研修の種類 研修の内容
資格取得研修 小型船舶や無線免許取得のための講習
先進技術研修 既存漁業者の要望に応じた最新技術の講習
国際漁業研修 外国人漁業研修生に対する漁業技術研修
県民漁業研修 一般県民、児童・生徒に対する研修

養成部門 優れた漁業就業者の養成

教育の目標
水産業を取り巻く諸情勢の変化の中にあって、本県水産業の更なる発展のために時代の養成に対応できる高度な知識と技術を備えた漁業就業者の養成を行い、本県水産業の振興、発展に寄与し得る優秀な人材を育成します。
教育の内容
・全寮制による共同生活を通して自立心、協調性、責任感を養います。
・一般教養科目を始め、漁業就業者として必要な航海・機関や経営管理、資源管理等の専門科目を習得します。
・漁業実習船、小型船舶操縦士試験教習艇、水産試験場調査船「みやざき丸」等による漁業実習、海洋訓練や潜水訓練、溶接実習を行い実践的な知識・技術を習得します。
機関実習システム
実際の19トン型まぐろ船の機関システムを再現し、遠隔操縦室、主機関監視装置、機関運転訓練シミュレータを設置し、漁船機関の理論、日常取扱い、故障診断技能等を学習します。
航海シミュレーションシステム
最新鋭の各種航海通信機器や漁労機器を設置し、県調査船みやざき丸が収録した航海データを再現して、航海通信・漁労機器の操作技能等を学習します。

研修部門 水産業・漁村に関する生涯学習の拠点

  種類 研修内容 対象者
資格取得研修 2級小型船舶操縦士養成講習 2級小型船舶操縦士資格取得のための研修 漁業者等
1級小型船舶操縦士養成講習 1級小型船舶操縦士資格取得のための研修
第4級海上無線通信士養成講習 第4級海上無線通信士資格取得のための研修
第1級海上特殊無線技士養成講習 第1級海上特殊無線技士資格取得のための研修
先進技術研修 資源管理講座 漁業政策・資源管理・栽培漁業・漁場環境他 漁業者等
情報処理講座 漁業政策・パソコンを利用した水産情報処理・人工衛星利用システム
漁業経営講座 漁業経営分析・営漁計画(個別)・流通加工
国際漁業研修 外国人漁業研修 漁船運航技術・漁船機関機器の取扱い・漁業技術 外国人研修生
県民漁業研修 マリンスポーツ講座 漁業関係法規・海事法令・マリンスポーツ体験 一般県民
漁業体験研修講座 水産一般・ロープワーク等
宿泊体験学習講座 児童・生徒に対する海洋・漁業体験学習 児童生徒

取得できる免許資格等

区分 研修期間 取得可能の免許資格等
本科生 1ヶ年(4月~翌年3月) 第4級海上無線通信士・第1級海上特殊無線技士・5級海技士筆記試験・2級小型船舶操縦士
専攻科・前期 6ヶ月(4月~9月) 第4級海上無線通信士・第1級海上特殊無線技士・1級小型船舶操縦士
専攻科・後期 6ヶ月(10月~翌年3月) 4・5級海技士筆記試験(4級か5級のいずれか)・2級小型船舶操縦士
専攻科・短期 2ヶ月(11月中旬~翌年1月中旬) 4・5級海技士筆記試験若しくは筆記・口述試験

 尚、本科生・専攻科前期生は潜水訓練・溶接実習等もあります。

 必要な資格免許により前期・後期・短期の選択ができます。更に、前期から引き続き後期へ、或いは後期から引き続き前期への入所も可能です。

所在地

〒887-0002 宮崎県日南市西町2丁目11番6号 TEL:0987-22-2058

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